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第9回システムを利用した配信テクニック

システムを利用したメールマーケティング

これまでメールマーケティングについてご案内してきましたが、その中でシステムを利用してのアプローチ方法をいくつかご紹介させていただいています。最近は良くできたシステムが各社からリリースされており、メールマーケティングにおいて上手く利用することで過去には出来なかったことがいろいろ出来るようになりました。今回はシステムを利用したメールマーケティングの手法についてご案内したいと思います。

システムを利用することのメリットとは

メールを配信するのに必ずしもシステムを利用しなくはいけないということは無く、ほかにもメール配信を行う術はあります。具体的には一般のメールソフトを使うか同報メールソフトを使うということになりますが、これらのいわゆるソフトとシステムを利用するのとではいくつかの違いがあります。一番大きな違いはソフトを利用して配信する場合はソフトによりプロバイダ経由で配信を行いますが、システムの場合はシステム専用の配送サーバより配信されるという点です。ここがなぜ大きな違いかというとソフトはPCに依存していますので配信中はPCに負荷がかかった状態になり動作が鈍くなるまたは使えないということにもなります、しかも何らかのトラブルによりPCが落ちてしまったりすると配信中の状態からリカバリーするのが非常に困難です。一方、システムであれば安定性の点では十分に対策が出来ていますので安心感があります。また、メールマガジンなどは通常少なくても数千通、企業によっては数十万通、数百万通という配信もありますので、それにかかる時間もそれ相応に必要となり配信速度のスペックが高いという点でもシステムのほうが有利です。ただ、システムを利用するためにはそれなりのコストがかかってしまいますのですべてに優れているというわけではありません。しかしながら、配信ミスの可能性や業務効率などトータルでのリスクを考慮し多くの企業はシステムを利用することを選択しているようです。

システム独自の機能

システムを利用した場合、いろいろな便利な機能が利用できます。システムは顧客データベースと連動しているため単にメール配信をする以外にもいろいろなメールマーケティングに必要な機能を装備しています。最も大きな違いはWeb上に各種フォームを用意することが出来る点です。ソフトですとメール配信を行うだけの機能に限定されてしまいますので会員の募集や解除などを管理するためには別途で仕組みを用意しなければいけませんし、収集した会員のデータをソフトへ投入するなど運用上の手間がかかってしまいます。もうひとつシステムが有利なのは開封率やクリック率など配信結果に対する分析機能が充実している点です。今までご案内してきた中でもご紹介していますがメールマーケティングにおいては結果の分析は非常に重要ですのでこの点はシステムの利用での大きなメリットとなります。

相乗効果を引き出すために

メール配信システムに通常搭載されている機能のうち便利な機能をいくつかご紹介します。これらの機能は一部の同報メールソフトにも搭載されていますが、システムで提供されている機能のほうが一般的には高機能となっています。

  • 絞込み配信機能
    会員データの項目より一定の条件で配信対象を抽出し、そのリストに対しメール配信を行う機能です。同報メールソフトでも一般的な機能ではありますが、絞り込み条件の設定の自由度や独自のデータベース項目を設計してそこから絞り込むといった自由度の高さの点でシステムの方が細かく対応できます。

  • 埋め込み機能
    メールコンテンツの中に会員データベースへ登録された情報をそれぞれ埋め込んで配信する機能です。代表的な用途例はメールに宛名を自動差込するなどですが、システムですと本文中のURLを会員ごとに独自のURLで発行するなどの機能もあります。

  • 文書パーツ機能
    文書パーツとは予め用意された複数のコンテンツを会員のある属性情報を参照して入れ替えそれぞれの属性に合ったメールを送るという機能です。年代や性別により送りたいメールの内容を変更したい場合に使います。

  • エラーメール管理機能
    メールアドレスが変更されたりすると配信してもエラーとなってしまします。このエラーをシステムが自動的に判別、カウントして、その回数などで自動的に配信対象から外しエラーのフラグをつけるなどエラーアドレスの管理をする機能です。エラーメールを一般のメールソフトなどで受け付けるとエラーアドレスの管理に大変な労力を使わないといけない場合がありますので、この機能は大変助かります。また、エラーを検知した場合でもその種別により自動的にある一定期間はリトライを行ってくれるシステムもあります。

その他にもTEXTメールとHTMLメールを同時に配信し、受信者のメーラーや設定に応じ、最適な形式でメールを閲覧させるマルチパート配信機能、配信リストに同じメールアドレスが存在した場合に重複して配信しないようにする重複配信防止機能、コンテンツ内の機種依存文字や半角カナを自動的に検出する機種依存文字/半角カナチェック機能、ヘッダやフッタ、差出人や返信先アドレスなどを事前に設定しておける機能などいろいろな機能を装備しています。また、最近多くなっている携帯へのメール配信を想定した機能としてはキャリアごとに対応したコンテンツを配信したり絵文字を配信する機能、深夜にメールが配信されないように配信時間を設定できる機能などもあります。システムを利用すればこれらの機能のおかげでかなり運用の手間を削減することが出来ます。各社のサービスもいろいろですのでシステムを導入する際は自社の利用想定にあったシステムを選択すればよいと思います。

次回予告

第3回のシリーズ「効果的なメールを配信するために」は今回で終わりです。最後となる第4回目シリーズは「メールマーケティングから学び、次に生かす」をテーマとしメールマーケティングを実践していく中で次につなげるために知っておきたいことについてご案内していきたいと思います。次回のタイトルは「分析から次につなげるためにしておくべきこと」です。

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